キングダムネタバレ・第663話「羌瘣の噂」

キングダムネタバレ・第663話「羌瘣の噂」

巫舞

邯鄲(かんたん)攻略を目指し、北上を続ける秦(しん)軍とそれを阻む趙(ちょう)軍。

「くっ 退けっ 敵が多い」

「第四隊 一旦退けェ」

最前線での戦いで、楽華(がくか)軍左翼四部隊は敵の数に圧され窮地に陥っていた。

『くそっここまで敵がいるとは
 またしても相当数増援したな 趙め』

「部隊長も早く」

「いい 先に行け …ぐあっ」

部隊長の袁(えん)を趙軍の矢が襲う。

「ゲハハ 殺せっ 殺せェっ」

「袁隊長っ」

「構うな 行けェっ」

その時    

「トーン タンタン」

「ん?」

「トーン タンタン」

「トーン タンタン」

「何だ この声は」

「トーン タンタン」

「…… クククク」

声の主は瞬く間に趙兵を斬り捨て、そこは屍の森と化した    

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友軍の噂

各軍は 情報収集を専門とする
部隊を持っており 飛信隊にもいる

敵軍の動静を探る 任務もあれば
友軍の動きを 知る任務もある

飛信隊の義考(ぎこう)は今
友軍の戦況の情報を 持って本陣に帰る ところである

飛信隊本陣    

「そして玉鳳(ぎょくほう)はすでに
 山真(さんしん)の森を抜ける勢いです」

義考がいった。

「えっ そんなところまで」

「楽華も同じく
 玉鳳と同様の線上に出ると思われます」

「ぐっ 
 二軍とも敵は相当増援して ぶ厚いはずなのに」

「ありがとう 義考
 天幕で少し休んで」

「…… あの…
 ところで 妙な噂を耳にしたのですが」

「ん?妙な噂?」

信がいった。

「あ いや やっぱりいいです」

「何じゃそりゃ 気になるわ」

「…何かここ数日
 他の戦場に出てるって噂が」

「出てる?」

「え…
 まさか 霊的なやつ!?」

その話を横で聞いていた渕(えん)がいった。

「いえ 羌瘣(きょうかい)副長がいるって」

「は!!?」

「……
 どういうこと?」

「あの…
 副長ってこの数日どうされてました?」

「寝てるよずっと
 ここの戦場にも出てねェ」

「ですよね…
 有り得ないですよね 意味不明だし
 ただはっきり見たって人間が結構いるんですよ
 間違いなく飛信隊(お前んとこ)の副長だったって」

「…… ちなみに どこの戦場?」

「楽華のとことー
 その次の日は亜光(あこう)軍のとことー
 そんで昨日は隣の倉央(そうおう)軍の右翼にも出たらしーです」

「…… 何かこっちに近づいてねーか?」

「えっ あっ 本当だ
 気持ち悪い」

「何でも昨日の倉央軍のとこでは
 羌瘣副長が一人で敵百人を斬殺して 血の海だったって」

「羌瘣じゃねーよ
 今あいつにそんなことできねーし
 できても他でやる意味がわかんねー」

「でも皆が「トーンタンタン」って声を聞いたって」

「じゃー 羌瘣かー」

「羌瘣さんですねー」

「いやいやいやいや」

「バカなこと報告してんじゃねェ
 お前はさっさとクソして寝ろ アホ」

「もー 隊長が聞いたのにー」

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歩兵隊の苦戦

飛信隊 再び苦戦中     

「崇原(すうげん)歩兵長
 竜有(りゅうゆう)隊が応援をくれと」

「八十送ってやれ
 合わせて竜有に退がるなと伝えろ
 あそこが退がると 他が危険になる」

「急報
 三つ隣で尾平(びへい)達が敵に囲まれてる!」

「俺が行く 五十ついて来い」

沛浪がいった

「副歩兵長 その体じゃ無茶だっ」

「うるさい 行くぞ!」

河了貂(かりょうてん) 本陣移動中    

「森の中どうなってる!?」

「相当苦戦しているみたいです」

「敵が思った以上に多いと報告が」

「…ひょっとしたら こっちにも敵が増援してきてるのかも
 狙い目だって」

「えっ」

『しかも敵は今 飛信隊(うち)の歩兵の調子の悪さが分かってる
 分かってるから 騎馬が介入しにくい森の中の戦いに誘い込んできたんだ』

「左から那貴(なき)隊を呼んで
 あそこは器用だから 歩兵になって森に入ってもらう」

一方、歩兵隊の百人将である尾平は窮地に陥っていた。

「尾平百人将 尽(じん)の伍が殺られたっ」

「土関(どかん)の伍もダメだ」

「尾平さん 隊を動かそう
 ここは危ない」

「動かすってどこへっ…
 そこら中敵だらけだっ」

「ククク バカ共が 逃げ道などないわ
 こっちはお前らの倍以上 この森に入ってんだよ」

「一気に殺れっ」

「皆殺しだっ」

「オオ」

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羌瘣を探す者

圧倒的な数に押され、次々と倒れていく秦の兵士たち。

「逃げて下さい 尾平百将」

「尾平さん オイラ達が戦っている間に行って
 部隊長が死んじゃダメだ」

「昴(こう)」

しかし多勢を相手に、昂もその命を奪われようとしたその時    

「トーン タンタン」

「トーン タンタン」

「ん?」

「何だ この声」

「羌瘣?」

聞き覚えのある声に、尾平たちが辺りを見渡したその時    

趙兵に上から声の主が姿現した。

「羌か… い…?」

羌族の衣をまとった何者かが、瞬く間に趙兵を斬り倒す。

「クク
 トーン タンタン つってな」

一瞬の出来事に、何が起こったのか理解できない趙兵たち。

「なっ… 逃げろっ
 いっ 一旦退がれっ」

「ハハ 無理無理 逃がさねェよ
 一人も」

「ちょっと待て……」

その様子を見ていた尾平がいった。

「羌瘣じゃない 別人だ…」

「だ… 誰だ… こいつは……」

「オイ お前ら」

「えっ あっ ハイ」

「飛信隊だよな?」

「あ… ああ」

「……っし やっと…」

「じゃあさっさと羌瘣のところに連れて行け
 かわいい後輩が会いに来たってなァ」

『キングダム』第663話 / おわり

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※ 本ページの情報は2020年5月時点のものです。

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