キングダムネタバレ・第650話「開戦の日」

キングダムネタバレ・第650話「開戦の日」

急報

「楚(そ)」什虎城(じゅうこじょう)   

楚の旗がはためく什虎城に有事を告げるべく、馬が走っていた。

「続報!太林(たいりん)を越えた秦(しん)軍は紀市(きし)をも通過!やはりこの”什虎”を目指して進軍しています!その数三万 率いているのはあの”蒙武(もうぶ)”とのことです!」

「え…………」

報を聞いた什虎城の城主である将軍・満羽(まんう)が目を丸くし、椅子から転げ落ちる。

「え…… 本当に……攻めに来るのか?この什虎に… あの…蒙武が…?」

同席していた将軍・千斗雲(せんとうん)が狼狽た様子で確認する。

「ハイ 間違いありません 紀市を越え真っすぐこの什虎へ!」

「…… そんな… うっ」

返事を聞いた千斗雲も満羽同様に倒れ込んだ。

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汗明を討った男

 「嬉しい」

倒れ込んだ千斗雲がいった。

「イーッヒヒヒ 戦争だ 戦争だ イヤッホー」

そして椅子から転げ落ちた満羽が飛び上がって喜び始める。

「やばい う 嬉しすぎて鼻血通り越して もう半勃ちでいきそうだ」

「色々通り越しておかしくなってるぞ お前」

鼻を押さえながら起き上がった千斗雲に玄右(げんう)がいった。

「無理もない どういうわけか最近この什虎はどの国からも全く攻められず もう何年も戦をしていないのだから」

「どういうわけかではなかろうが あれだけ近寄る敵を木っ端微塵にし続ければ誰も近寄ってこなくなるわ あと半年前に韓軍をボコッたぞ お前」

久しぶりの戦ができることに喜びを抑えきれない満羽に、軍師の寿胡王(じゅこおう)がいう。

「そんな話はどうでもいい あの汗明大将軍を討った蒙武が迫ってきている どうする満羽」

喜んでいる満羽と千斗雲の様子を大人しく見ていた玄右が、ここでようやく戦の話を始めた。

「城壁守りは五千もいれば足るか 寿胡王」

ようやく冷静になった満羽がいった。

「十分だ」

「よし」

そういって指をバキバキと鳴らす満羽。

「では あとは 蒙武を返り討ちに出るぞ」

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媧燐の策

楚国王都   郢(てい)   

「蒙武軍三万 紀市を越え”什虎”に接近しています」

「続報!什虎城主満羽も討って出た模様です」

「オオ 久しぶりだな あの軍が戦うのは」

「しかし何を考えているのだ 秦は いくら蒙武とはいえ たった三万で”什虎”が落とせるとでも思っているのか」

留守の媧燐(かりん)の代わりに中心となって話を進めていたバミュウがいった。

「いや 十五万を超える蒙武の本軍は対楚前線地帯に残っている しっかり見張っておけ そこが後で動くやも知れぬ」

その時、背後で声がした。

「しかし そこを動かしては前線が崩れるので 対魏(ぎ)に張っている騰(とう)軍あたりが怪しいかと」

「う うるさい そのくらい分かって…」

そういって振り返ったバミュウの視線の先には媧燐が立っていた。

そして媧燐が主導となり、再び秦軍の狙いについてに話が戻る。

「やはり援軍ありきの進軍ですか」

「ああ 賭けてもいい」

媧燐がいった。

「だがまだその規模までは読めない つか今回の意図がまだよく分からねェ あの”什虎”を本気で取ろうと思ってんなら”什虎”をなめすぎだ 普通にやっても”あの戦馬鹿ども”がいる什虎城は絶対に落ちねェ 大軍をそこに投入するなら今度はこっちが前線突き破って北上するだけだ」

その媧燐の言葉に考え込む文官たち。

「昌平君(しょうへいくん)の意図… もう少し様子を見ねば計りかねますな」

「ああ だが様子見なんてまどろっこしいの嫌いだから チャチャッと終わらせる援軍を送っといた」

「え!?」

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蒙武の力

蒙武軍と それを迎撃に出た 什虎軍は月知(げっち)平原にて 向かい合い布陣した

数で圧倒する 什虎軍八万は 蒙武軍を包囲するように 広く展開した

蒙武軍本陣    

「なりません 父上」

今回の戦に従軍していた蒙毅(もうき)がいった。

「この単軍だけで戦える相手ではありません 数の問題だけでなく敵はあの満羽・千斗雲 ”羅馬(らば)の戦い”をはじめ 一帯の大戦に全勝している軍団です 布陣も我々が踏み込めば包囲殲滅を狙っている構えです そもそもこの戦いは魏軍が西進し 同時に楚軍を攻めて初めて成功するもの しかし こちらからの同盟・共闘の申し出に魏国からの返答はなく… この戦いに参戦して来るかどうかも分からない状況なのです」

黙って蒙毅の話を聞いていた蒙武が、ここでようやく口を開く。

「昌平君の書簡は今日の日付を”什虎攻め”の日と魏に送ったはずだ」

「はい… しかし魏からの返答はまだ…」

「ならば今日が開戦の日だ」

「ちっ 父上 せめて騰軍からの援軍が到着するまでお待ちを 半日もすれば 恐らくここに」

「毅よ よく見ておけ これが お前の父」

蒙武の姿だ」

そういった蒙武は、自ら先陣を切って敵兵を粉砕する。

その姿にすごいなと笑い声をあげる千斗雲。

しかし嘲笑うかのように「分かっていない 分かってないなー」「俺達が何者なのか」と自信に満ち溢れた表情を浮かべるのだった。

『キングダム』第650話 / おわり

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※ 本ページの情報は2020年5月時点のものです。

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