キングダムネタバレ・第646話「雁門以来」

キングダムネタバレ・第646話「雁門以来」

王都からの脱出

悼襄王(とうじょうおう)の遺言によって次期王としての立場を剥奪された太子嘉(か)は、李牧(りぼく)らと共に宮中からの逃走を図っていた。

「李牧殿、朝廷の裁判で遺言の不正を暴きましょう」

遺言が郭開(かくかい)によって作り変えられたと疑う文官がいった。

しかし李牧がそんな悠長なことを言っている場合ではないと歩みを早めたその時    

郭開の放った暗殺者の矢が李牧たちを襲う。

カイネに太子嘉を守るよう指示を出し、自身は暗殺者たちを迎え討つ李牧。

そして城外で待機している傅抵(ふてい)の元まで二人で強行突破すると伝えるのであった。

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骨肉の争い

秦 王翦(おうせん)軍 前線地帯

飛信(ひしん)隊 宿営地 設営中    

「太子じゃなくて末子が王位についた!?」

飛信隊の元を訪れた蒙恬(もうてん)から、太子嘉ではなく遷(せん)が王位についたとの情報が入る。

「ほ、本当なのそれ、蒙恬」

信の横でその話を聞いていた貂(てん)が尋ねる。

「ああ、さっき王賁(おうほん )の宿営地に行ってたら、ちょうどその知らせが来たんだ。再び荒れそうだから前線をもう一度上げるかもだって」

「……荒れるってどういうことだよ」

「兄弟の争いだよ。かつての政(せい)と成蟜(せいきょう)みたいに。あの時も相当血が流れた」

貂の答えに黙り込んでしまう信。

しかしその話を聞いていた蒙恬がさらに続ける。

「今度のは直前で末子が王位を継いだ。前から決まっていたのなら仕方ないがそうではないらしい。太子側の一派が黙っているはずがない。」

「史に照らしても歪んだ王位継承では粛清の嵐が吹く。もし末子の一派が先手を打っているとしたら…」

「粛清されるのは太子と李牧たちだ」

その言葉に驚きの表情を浮かべる信。

しかし蒙恬はそれ以上何も話さず、少し考えてから李牧の置かれる状況に同情するとだけいい残し、その場を後にした。

そしてそんな蒙恬の後ろ姿を見つめる信は、複雑な表情を浮かべ、李牧へと思いを馳せるのであった    

一方邯鄲(かんたん)では、遷の一派によって太子側の者たちの粛清が始まっていた。

「報告します。台氏(たいし)・邦氏(ほうし)を仕留めました」

「皆殺しにしたか!?一人でも生かすと禍根(かこん)を残すぞ」

「は!一族残らず始末しました」

遷一派のやり方は徹底していた。

そしてそれを束ねるのはもちろん遷の庇護者となった郭開であった。

「気を緩めるな。嘉の首を取らねば遷様の玉座は安らかではないぞ」

粛清の報告を聞いていた郭開が静かに話始める。

「しかし嘉は、あの李牧が守り逃走していると」

「だから申しておるのだ!人気も実力もあるあの二人は決して生かしてはおけぬ!玉璽(ぎょくじ)はこちらにある。邯鄲中の兵を使ってでも嘉と李牧の首を取って来い」

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趙国の終わり

何とか暗殺者を振り切った李牧たちは、邯鄲の外を目指していた。

「とにかく生き延びるのです。嘉様が死ねばこの国の光も消えてしまいます。どうか再起の日が来るまで何としても……」

憔悴する嘉を励ます李牧。

しかしその向かう先には、李牧たちを待ち構える邯鄲軍の姿があった。

自ら剣を取り、一点突破を図る李牧は、横を走るカイネにこんな小隊で馬を並べるのは雁門(がんもん)以来だと懐かしそうに話し始める。

しかし、ゆっくりと思い出話をしている余裕はなく、邯鄲軍との戦いに突入する。

邯鄲軍の兵を相手に圧倒する李牧。

しかし郭開から褒賞を約束されている邯鄲軍の攻撃は凄まじく、ついには手傷を負ってしまう。

李牧を助けるため必死に戦うカイネ。

しかしこの戦いに矛盾を感じているその目には涙が浮かんでいた。

「こんなのおかしいだろ!趙人同士で…」

「こんなのおかしいだろ」

太子と李牧の一団は数を半数以下にしながらも、舜水樹(しゅんすいじゅ)と傅抵が押さえていた北門から何とか脱出した。

当然邯鄲から追手が出たが、城外に待機していた馬南慈(ばなんじ)の中隊が合流し、これを追い払った。

続いて今度は、同じく城外で待機していた邯鄲軍が動き、李牧達を含む馬南慈軍に襲いかかった。

馬南慈軍は数で圧倒する邯鄲軍に対し、嘉と李牧を北へ逃がす盾となった。

そして一団はようやく法紹に到着した。

「……李牧殿も一緒に入城して頂けぬのですか…」

共に逃げてきた文官の頼みに、李牧は馬南慈のところまで戻り、巻き返しの策を探ると話す。

そしてゆっくりと嘉に語りかける。

「…また舞台が整うまで、どうか気を強くお持ちください。落ち着いたら一度参上致しますので」

しかし憔悴した嘉はもう終わったとこぼす。

「俺を支えてくれた大勢の賢臣(けんしん)達も、地下で刻を待っていた国士達も皆殺された。そして次の王は父王も越える暗君(あんくん)になるであろうあの遷だ…」

「この国はもう終わった」

そして何という愚かな王族かと、李牧に泣きながら謝るのであった    

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見えない希望

夜営地にてカイネから馬南慈軍と傅抵の無事が確認できたとの報告を受ける李牧。

しかしその背中に覇気はなく、哀愁が漂っていた。

「恐らく…もう嘉太子の王位継承は無理でしょう」

俯いたまま李牧が話し始める。

「こんな時期にこの国は…私たちは一体何をしているのか…」

「……さすがに、ちょっと疲れましたね」

どこか小さくなった李牧の背中に、涙を堪えきれなくなったカイネがその場を立ち去ろうとする。

しかしそんなカイネを李牧が呼び止める。

「もう少しだけ、そこに居てくれませんか」

その言葉に、さらに涙するカイネ。

そして李牧にすがりつくように、何があってもずっと側にいると伝えるのであった    

『キングダム』第646話 / おわり

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※ 本ページの情報は2020年5月時点のものです。

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